北朝鮮のミサイルがまた日本の排他的経済水域に落ちてきた。ロフテッド軌道を描くこのミサイルは残念ながら現行の最新の迎撃ミサイルでも撃ち落とすのが難しい。
北朝鮮が日本攻撃を決意した時それを阻む抑止力はアメリカとの同盟関係以外にはない。日本を攻撃すればアメリカが反撃するぞ、ということである。
これはドラエモンのスネオとジャイアンの関係と同じである。スネオはジャイアンの影に隠れ他からいじめられることを防いでいるが、大抵ジャイアンの言うとおりにしなければならず、時々ジャイアンに大事なオモチャをとられたりする。
日本の安全保障面でアメリカとの同盟関係が重要になればなるほど、様々な面でアメリカに譲歩せざるをえなくなる。
北朝鮮がアメリカに先制攻撃することは考えられず、北朝鮮が東アジアで脅威になることはむしろアメリカにとっては利益になる。アメリカとの同盟関係をより高く日本や韓国に売りつけられるからである。
敗戦後、日本は平和憲法の名の下に戦争を放棄する一方で、アメリカに都合の良い武器を集め自衛隊を整備してきた。
しかし、自衛隊は正に平和憲法下の軍であり、敵地への攻撃能力を持たず、世界有数の予算を費やしながらその実態はおもちゃの軍隊に他ならない。
自衛隊予算の数分の一の国家予算しかない北朝鮮と戦争しても一方的に攻撃され敗北する程度の能力しかない。
日本がスネオ国家を脱するには、核兵器は持たないとしても、最低限対地ミサイルや爆撃機、空母等を保有し敵国を破壊する武力を整備することが必要である。この意味で韓国軍は自衛隊よりはるかに強い軍隊である。
勿論、日本が攻撃兵器を持ち軍備増強を図るには、アメリカや周辺諸国の反発をうまく回避することが不可欠であるが、それこそが外務省の腕の見せ所である。
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