北朝鮮問題に対する安倍首相の動きが活発である。各国を回っては制裁決議を遵守するよう説いて回っている。
この点は北朝鮮への人道支援を表明した韓国とは正反対である。
安倍総理は対話ではなく制裁強化だと主張して回っているが、制裁強化で北朝鮮が折れると考えている国は少なく、日本でも多くの識者が制裁では北朝鮮は核を放棄しないと考えている。
アメリカの制裁強化の狙いは北朝鮮を暴発させ、それを叩くことにあると考える者が多い。実際のところ中国やロシアの反発を考えれば、アメリカ側から攻撃することは難しく、制裁が北朝鮮から手をださせる口実である可能性は高い。
アメリカはそれでいいが、日本が制裁制裁と目立つことは百害あって一利もない。
北朝鮮が暴発するばあい、最も大きな被害を受けるのは韓国と考えられてきたが、ここにきて日本が最も大きな被害を受ける可能性が拡大している。
人道支援を表明した韓国と世界を回り制裁の遵守と更なる強化を訴えて回っている日本を比較すれば、より憎いのは日本であろう。
そもそも韓国は同族の国家であり、北朝鮮国民の血縁関係にある者も多い、一方で日本は朝鮮を植民地化していた国である。その国が世界で最も目立った反北朝鮮行動をとれば結果は明らかである。
アメリカは遠くにあり、しかも十分なミサイル対応力を有している。しかし、日本にはミサイル攻撃に対抗する手段は何もない。
虎が近くにいても狐を常に守れるとは限らない。自分を虎であるかのように錯覚した安倍の行動は軽卒かつ滑稽である。
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