就任したばかりの前原民進党が最初の要である幹事長選びで躓いた。
前原代表は当初、代表選で自身の陣営の選対本部長を務めた大島氏を幹事長に起用することを検討していたが、若手や女性の登用を待望する声に配慮し、一旦は山尾氏の抜擢を決めた。しかし、大島氏や国対委員長に内定した松野頼久元官房副長官らと会談した際、山尾氏の幹事長起用案に党内で反発が広がっていることが話題にのぼり、内定した人事案をくつがえされた。
わずか数日の間に民進党の今後を占う上で最も重要な幹事長人事で大島→山尾→大島と三転したのである。
その後山尾氏を代表代行にしようとしたが、結局それも断念せざるをえなかった。
このドタバタ劇を見て民進党政権時の出来事を改めて思い出した。民主党政権の成立により国土交通大臣に就任した前原誠司は、認証式後の就任会見において八ッ場ダムの事業中止を明言したが、結果はご存じの通り民主党政権は八ッ場ダム事業を再開した。この時前原が党の要職についていたにもかかわらずである。
このように、前原については信念を貫くという意思に乏しく、その時々の状況で絶えずブレ続けるという欠点があり、とても政権を担う党の代表となる器ではなく、野党第一党の党首としてでさえ能力不足であることは明白である。
日本国民の為には一刻も早く民進党が解体し、新しい政権を担える野党の誕生を祈るばかりである。
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