安倍政権の支持率が下落している。さすがにあれだけ強引な国会運営と森友、加計とスキャンダルが続けば当然の結果ではある。
そろそろ国民も安倍政権にうんざりしてきている。そこにタイミング良く小池百合子と都民ファーストの会という新しい受け皿が登場した。
自民党のライバルが使い古された民進党しかないのなら、都民は嫌々でも自民党に投票するか棄権するしかない。
しかし、今回は小池百合子と都民ファーストの会が存在する。小池百合子が政治家としての能力には豊洲やオリンピックを巡るゴタゴタでやや疑問が残るが、まだ致命的な失敗はしていない。
都議会選挙までにこれ以上ボロを出さなければ、大勝できる可能性は高い。
そうなると次は自民党内での安倍おろしの激化である。財務省を中心とする増税・国民負担増加派の官僚勢力が既に安倍おろしに動き始めている。
都議会での自民党敗北は安倍おろしの絶好の口実となる。
国政段階では自民党対抗勢力としては国民から見捨てられた民進党しかなく、衆議院選挙を実施しても、自民党は多少減っても過半数を割ることはない。
このままでは麻生等の増税派を首班とする増税・国民負担増による財政再建至上主義の政権が誕生するリスクが高い。こうなると失われた20年はさらに長期化し、日本は崩壊への道をまっしぐらにすすむことになる。
これを避けるには、都議選での都民ファーストの会の勝利が野党の再編に結びつき、政権交代に結びつくような多くの候補者を擁し国民の期待の受け皿になるしかない。
新しく誕生した政権が財政再建至上主義と決別し、少子化対策、経済対策に全力を投入することが日本を未来に希望がもてる国にする唯一の方法である。
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