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2017年04月24日

「金が無いから我慢」は老人の発想、若者なら稼いで現状打開を図る。日本の政治は老人発想でいいのか。

日本はいまだに財政健全化至上主義という老人病から脱却できていない。

金がないから節約し我慢するというのは老人の行動である。収入の拡大が見込めず寿命もそれほど長くない。だから今ある金で死が訪れるまで食いつなげるように節約して必要最低限に支出を抑えているのである。

金が無くても賢い若者であれば、同じく節約はするが、それは少しでも食いつなぐ為ではなく、自分に投資する資金を確保する為である。収入を増やし現在の生活から脱却する為には自分に投資することが不可欠だからである。

ひるがえって我が日本国と自民党政治を見てみると、やっていることは節約ばかりである。
少子高齢化の進行で財政危機だと国民の不安を煽り、増税や社会保障の改悪で国民負担を増加させ節約を強制し、結婚し子供を育てる意欲を減退させ、教育費や研究開発費に対する予算を減らし将来の投資を減らしている。

現在の金不足に追われ、節約のみに邁進し、投資を怠る日本政府の行動は正に老人病である。

ただ、日本国と老人の違いは、老人の余命はそれほど長くなく節約すれば寿命が来るまで一文無しにならずに済むが、日本国には定められた寿命はなく、どんなに節約しても新たな投資を怠れば必ず破綻状態を迎えることである。

教育分野に対する投資では他の先進国と比較し明確に劣っている。また、ノーベル賞学者を輩出する研究開発分野でも論文数の低下が指摘されている。

経済成長に不可欠な産業構造の変化にも積極的ではない。さらに、最も重要な人口増対策については全くの無策である。

財政難を理由に、事あれば増税や国民負担を増加しようとする日本政治は正に老人病に陥っていると言わざるをえない。








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posted by ドクター国松 at 10:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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