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2017年04月05日

難しい問題は放置し後に回す日本の政治風土と官僚組織

誰もが危険だと考えているのに何の対策もされず放置されている問題が日本には多い。何故放置されているかとすれば解決がむずかしいからである。

真正面からその問題に対応すれば、様々な抵抗を招いた上結果的に成果を得られない可能性が高い。そんな難しい問題は自分の代では放置し次の代に回す。

それが賢い政治家や官僚のやり方である。

原子炉の地震対策は本気でやれば費用がかさむという理由で、地震や津波の規模をわざと小さ目に評価して、対策を怠ってきた。

原子力発電の最終廃棄場所については、住民の抵抗を説得するのが大変という理由で、未だに放置している。

北朝鮮の核の脅威については、まさか本気で日本を攻撃することはないだろう、という思い込みで、本気のミサイル防衛網構築を怠り、米国の北朝鮮が戦争でとばっちりを受け東京が火の海になるリスクを放置している。

少子化傾向についてはかなり以前からわかっていたにもかかわらず、何の手もうたずに放置した結果、年金制度は既に破綻状態にあるが、小手先の手段で延命を図っている。

さらに、この状態になっても財政難を理由に何の対策もうとうとしない。このまま経過すれば年金制度だけではなく、日本社会全体が崩壊することは確実だが、政治家も官僚も目先のことに追われ、根本的な少子化対策を怠っている。


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posted by ドクター国松 at 10:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 官僚政治からの脱却 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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