タンス預金の増加が止まらない。第一生命経済研究所によると、直近の2月末時点で43兆円と前年同月比8%増えた。増加率は3年間で3割強に達する。紙幣の発行残高は2月末で99兆円なので、実に紙幣の43%がタンス預金されていることになる。
何故、こんなにタンス預金が増えているのだろうか。
16年の確定申告から3億円以上の財産を持つ人などは、資産の内訳を明記した調書の提出が必要になっている。またマイナンバー制度も開始されたことから金庫の需要も大幅に増加している。税務当局に財産を把握されることを避けたいからである。
現金で金庫に保有している限り、調書に記載しなくてもバレないし、マイナンバーで名寄せされても把握されない。
しかし、海外ではキャッシユレス化の動きが鮮明であり、現金の保有が増加する動きは時代に逆行している。
また、タンス預金の全てがそうだとは言わないが、その中に脱税等で蓄えた資産があることは間違いない。
当面タンス預金は増加し続けると考えられるので、ある時点で新円を発行し、一旦預金しそこから引き出す時点でのみ両替が可能にすればいい。旧円での預金入金期限を6ケ月程度に限定すればより効果的である。
そうすることで、タンス預金を補足でき、今迄取り損ねていた税金をとることができる。
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