オバマ大統領がこの1月で任期満了により退陣する。オバマ政治については評価も批判も様々あるが、致命的な失敗としては優柔不断な態度により北朝鮮の核武装化を許したことがあげられる。
平和主義も大切だが、過去の歴史においても戦争を嫌うだけの平和主義がより大きな戦争と悲劇をもたらした事実がある。
北朝鮮に対するアメリカオバマ政権の態度はそれに類似する。核武装に着手した北朝鮮に対しオバマ政権は何ら効果的な対応をとらず、結果的に北朝鮮の核能力はミサイルに搭載し潜水艦から発射できる実戦レベルに達してしまった。
オバマ政権は本来、北朝鮮が核実験を行い。国連が警告したにも拘わらず核開発を継続した時点で北朝鮮を攻撃すべきであった。
その当時であれば、北朝鮮は核を武器として使用する能力を要しておらず、大した被害を受けることなく北朝鮮の核製造能力を破壊することができた。また、その時点でアメリカが北朝鮮を攻撃しても、中国がアメリカに武力で対抗する可能性もなかった。
優柔不断で無能なオバマのせいでアメリカと世界は北朝鮮の非核化の機会を永遠に失ってしまった。
もはや、大きな被害を覚悟することなしに北朝鮮を非核化する道は失われてしまった。そして、北朝鮮核武装化のリスクを最も大きく受ける国が日本である。
韓国は何といっても北朝鮮と同族であり、互いの国で親戚も多く核攻撃することには抵抗もある。その点日本は朝鮮民族の恨みを一身に受ける国であり、核攻撃するにしても躊躇する理由はない。
平和にこだわり争いを嫌い、正当な要求を抑え言いたいことを言わなければ争いを避けられるかというと決してそうではないことは歴史が証明している。
チェンバレンの宥和政策がナチスの侵略を助長したことは歴史の教訓である。
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