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2016年11月10日

建前のきれいごとが幅を利かすアングロサクソン文化では事前調査では本音はでてこない。

イギリスのEU脱退に続き、今回のアメリカ大統領選挙でも、事前の予想に反しトランプが勝利した。

イギリスやアメリカのようなアングロサンソン文化の国家では、社会の良識に反する行為や主張をすることは致命的であり、そのような行動をする者を擁護するだけでも社会的に悪影響を受けかねない。

そのような社会では例え匿名であっても、社会の良識に反するような意見は表明しにくい。

イギリスのEU脱退においても、移民排斥というEU脱退の本音はヨーロッパの価値観から見れば否定されるべきものであり、良きイギリス人としては表だって表明しにくかったことが、事前調査で脱退派が少なく見られた理由である。

同じくアメリカにおいても、暴言を吐き、女性差別発言を平気でするトランプを支援すると発言することは良きアメリカ人の価値観に反する行為であった。

紳士として良識ある行動をとることが良き国民の条件とされるアングロサンソン社会においては建前のきれいごとが幅を利かせており、本音は異なることを肝に銘じておくべきである。







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posted by ドクター国松 at 09:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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