南スーダンでの駆けつけ警護実施に備えての訓練と言われるものをテレビ報道で見た。その内容はこれではとても紛争地域での戦闘下では役に立たない、と確信させるものであった。
国連等の職員が暴徒に囲まれているのを救助するというような設定であったが、その時自衛隊員が持っていた装備が透明な楯であった。
国内の暴徒鎮圧ならともかく、自動小銃やバズーカ砲での武装が当たり前り南スーダンで楯など何の役にもたたない。
最初から自動小銃や迫撃砲、小型ミサイル等の兵器での銃撃戦に備えておかないと、駆けつけ警護が意図するような救出活動は無理である。
南スーダンでは当事者が戦争状態であることを認めている。それにも拘わらず戦争状態ではないと強弁し、銃を一発発射するにも多くの制約があり、合法的には実質的な戦闘ができない自衛隊員を派遣するのはあまりにも危険すぎる。
無理に派遣すれば、自衛隊員に犠牲者をだすか、自衛隊員が法律や規則を無視し自分の身を守る為の戦闘行為を行い、結果的に日本の政治に大きな混乱をもたらすことになりかねない。
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