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2016年10月08日

建前ばかりてで現実を見ない日弁連の死刑廃止に反対する。

日弁連の執行部は福井市で開いた人権擁護大会で、
「2020年までに死刑制度の廃止を目指し、代わりに
終身刑などの導入を検討する」という宣言を提案した。

その理由として、冤罪によって死刑が執行されると取
返しがつかないことや世界では死刑を廃止する国
が増えていることなどをあげている。

しかし、冤罪による死刑執行については冤罪防止策を
徹底して解決すべき問題であり、死刑を廃止している
国家においては、裁判所に代り警官が法律に関係なく
死刑を執行しているのが実情であり、法治国家として
は警官が私的に死刑を執行するよりは裁判所が死刑
判決を下す国家の方がマシである。

国家が裁判という名の殺人を犯すのはおかしいという
理的な問題については、そもそも死刑になるのは殺
人という非倫理的な犯罪を犯したからであり、他人の人
生を不当に奪った者は自らの人生で償うというのが因
応報というものである。

また、塀の中で無為に目的もなく生かしておくことは、人
間にっては時には死刑以上残酷なこともあるが、終身
刑を文字通り実行すれば、そのコストはバカにならず、
わざわざ死刑にすべきものを多額の税金を投入して終
身刑として塀の中で生かしておく必然性は国家にはない。




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posted by ドクター国松 at 10:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の司法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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