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2016年10月05日

GPIFの株式比率拡大は否定しないが、この体制では損は免れえない。

アベノミクスの一環としてGPIFは運用資産に占める
株式の割合の上限をそれまでの2倍にあたる約50%
に拡大したが2015年度には5.3兆円の赤字になり、
2016年度にはそれをはるかに上回る損失が見込ま
れている。

この事実を受け民進党をはじめ年金資産の株式運用
に批判が集中している。

しかし、私は株式運用を増やしたことは正しい選択であ
ると考えている。年金制度を維持する為には3%程度
の運用利回りが必要なことは厚生労働省の試算でも
明らかであり、現在の金利情勢で債券運用のみでこの
利回りを得ることは不可能だからである。

それでは、現行の運用体制にもろ手を挙げて賛成かと
いうとそうではない。

人材面と運用面の両方でGRIFの株式運用には問題が
ある。

今、多額の赤字をだしながら理事長が3000万円を超え
る高額報酬を受けていることに対する批判がある。

同感である。株式運用の能力ある人材がGRIFのトップ
につき、それなりの成果を上げていれば3000万円どこ
ろか1億円の報酬でも決して高くはない。

しかし、無能な人間が飾りとしてトップに座っているの
に、3000万円を超える報酬を与えるのは浪費としかい
いようがない。

2015年度に5.4兆円の赤字をだし、批判を受けてあわ
てて逃げ出した三谷隆博理事長は日銀出身者であり、
株式投資には全くの素人であった。

さらにその後を受けた橋則広理事長は一応世界的
投資機関と自称する農林中金の元専務理事である。

しかし、農林中金自体債券運用がほとんどであり、株
式での運用比率は数%と低く、とても株式運用にノウ
ハウがあるとは言えない。さらに高橋氏は昭和55年
の入社以来平成16年まで企画畑で働いており、運用
分野では平成18年から1年間債券投資部長を務めた
にすぎず、株式運用面では三谷氏と同様に素人である。

このような素人を3000万円超もの役員報酬を支払って
雇う意味はほとんどない。もっと株式運用の実務経験が
豊富なファンド等の経験者から理事長を抜擢すべきであ
る。

その結果、せっかく株式比率を増やしても株式投資の
50%を日本株で運用するというような致命的なミスを
犯している。

世界株式に占める日本株の時価比率は8月時点で
8.5%にすぎず、株式運用の約半分を日本株で運用
するのはリスク管理面で不適切である。

アベノミクスの株価浮揚策に利用されていると考えざ
るを得ない。しかしGRIFの株式運用目的はリスクを
少なくしながら試算を増やすことである。

だとすれば、日本株の比率を適正な水準まで落とし、
合理的な運用をすべきである。

東京直下型地震で家だけでなく年金も失うというのは
高齢者だけでなく年金を掛け続けている日本国民に
とって悲劇である。




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posted by ドクター国松 at 11:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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