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2016年07月22日

公用語を英語にした楽天が衰退するのは必然

楽天が試練の時を迎えている。主力事業のインター
ネット通販サイト「楽天市場」が、アマゾンやヤフーな
ど競合他社の攻勢にさらされているのだ。力を入れて
いた海外事業でも撤退が相次いでいる。

楽天と言えば、社内公用語を英語にしたことで有名
あり、海外事業に特に力を入れてきた。しかし、国
内においても海外においてもライバル企業に水をあ
けられつつある。

楽天が公用語を英語とした時に、私はこれで楽天の
長も終わるだろうと感じたが、どうやら現実となり
つつあるらしい。

これはある意味必然的なことである。

言葉というものは単なる伝達の手段ではなく、思考
ためのツールでもある。

楽天は公用語こそ英語化したが、その社員の多くは
本語で思考し日本語でコミュニケーションをする日
本人であり、普段の思考や生活は日本語で行っている。

彼らが、重要な会議で英語で考えコミュニケーション
することを要求されるということは、彼らの能力の大
部分を占める日本語脳は活動を停止し、ごく一部を占
める英語脳だけで事業を行なうということである。

経営者や従業員が脳の一部しか使わないような事業
行って他社に勝てるはずもなく、公用語の英語化を
止めるか、従業員のほとんどを英語圏の社員にしない
限り、楽天の伸びは期待できないだろう。


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posted by ドクター国松 at 10:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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