フランスやドイツでテロ事件が相次いでいる。理想論
の博愛精神で移民を自由に受け入れる一方で、受入
側の社会体制や国民意識がそれについていかない
為、せっかく善意で受け入れた移民が、受入国に反
感を抱き、敵になりテロ行為を行うという悪循環が止
まらない。
世界を搾取することで、長らく繁栄を謳歌し豊かにな
った欧州白人については、浮世離れした観念的で理
想主義的な博愛思想が鼻についていたが、グローバ
ル資本主義の進展で国内で階層が二分化し、白人貧
困層が増加するにつれ、その博愛主義のメッキがは
がれつつある。
フランスやドイツにおいては、その博愛主義的な理想
主義に基づき死刑は廃止されている。
その結果、本来フランスで発生したトラックでのテロ行
為のような大量殺人を犯しても、裁判で死刑判決を受
けることはない。
しかし、犯人は警官に射殺されてしまった。裁判で死刑
にすることは許されなくても、警官が犯人を射殺するこ
とは容認されている。
たった一人の犯人をあれだけ多くの警官で包囲してい
るのだから、日本の警察であれば射殺することなく逮
捕したことは間違いない。
同様にナイフしかもっていなかったドイツの事件の犯人
も射殺された。これなどは最初から生きたまま逮捕する
意思はなかったとしか思えない。
なまじ死刑を廃止し、どんな大量殺人を犯しても裁判で
は死刑にできない分、警官が逮捕の過程で憎むべき犯
人を射殺し、社会がそれを容認する風土ができあがり
つつある。
これは裁判制度の形がい化に他ならない。現実を無視
した理想主義が欧州の社会と司法制度を破壊しつつある。
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