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2016年05月11日

人口減少を肯定的に捉える識者が見逃していること

日本の人口減少については危機として捉える見方が
主流ではあるが、一部には人口減をむしろ良いことだ
と肯定的に評価する識者も多い。

現代ビジネスに
「経済成長」幻想が日本を滅ぼす! 人口減少社会を
「希望」に変えていく確かな方法もう過去の“成功体験”
は捨てよ。という文書を載せている広井良典氏なども
そんな一人である。


数年前、日本の人口はもっと少ない方が良いと持論
を展開していた80代後半の識者と意見を闘わせてい
たとき、「あなたのような年代の人が死んで人口が減
るのなら、あなたの主張は正しい」と心の中で考えて
いたことを思い出す。

人口構成が現状で変化がないなら、日本の人口は
確かに5000万人程度になっても、日本はそれなり
に豊かに存在できる。

しかし、我々が迎えようとしている人口減社会はそ
んなものではない。65歳以上の高齢者が人口の40%
を超える人口減社会である。

このまま何の手もうたなければ、年金制度や健康保険
制度は崩壊し、仕事も無く、生活保護の受けられない
無職の高齢者が街に溢れる社会となる。

また、低賃金で働く高齢者や女性労働者が増えるため、
若者の多くも学校を出た後仕事につくことができず、低
賃金の非正規労働者の職を奪い合うことになるだろう。

このような社会で心の豊かさや幸福感を感じることは
相当に困難である。

また、人口減は日本や一部の先進国の特殊問題にす
ぎないことを忘れてはいけない。

確かに、新興国も成長するにつれ人口の伸びが鈍化
する傾向はある。

しかし、世界全体を見ると人口は依然として増加し続け
ている。特にイスラム諸国やアフリカにおいてその傾向
顕著である。

世界全体で人口が拡大している中、日本だけが人口減
と高齢による国力低下に甘んじていれば、いずれ地上
から日本という国が消滅することは避けられない。



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posted by ドクター国松 at 11:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の将来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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