黒田日銀の追加緩和見送り宣言により、案の定円は
106円台まで高くなり、株は暴落を続けている。
アベノミクスで120円台に達した円安は終わりをつげ
アベノミクスに追随して賃上げを実施した企業の期待
は大きく裏切られることになった。
新年度の業績予想で大きく減益傾向に舵をきった
日本の大企業の多くは、それでも1ドル110円程度
を前提としており、さらなる業績下方修正が必須の情
勢である。
これらは皆、黒田日銀総裁による金融緩和現状維持
という決断の当然の結果である。
誰が見ても、今回追加緩和がなければ、こうなることは
明らかであった。
それでも日銀総裁は追加緩和なしの決断を下した。
東大官僚特有の無能さから、こうなることがわからなか
ったのか。
日本経済より、日銀の都合を優先したのか。
アメリカのドル安圧力に押し切られたのか。
原因はわからないが、いずれにせよ今回の追加緩和
ゼロ回答は歴史に残る日銀の失敗事例として長く記憶
されることになるだろう。
黒田総裁は度々「必要に応じてちゅうちょなく追加緩和
を進める」と言い続けてきたが、これが何の効力もない
負け犬の遠吠えにすぎないことが誰の目にも明らかに
なっている。
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