熊本地震への芸能人の支援やブログ等の呼びかけ
に対し、聞くに堪えない中傷コメントが相次いでいる。
平子理沙がブログ内で熊本地震の被災者へ向けて
「被害に遭われた地区の皆様の一日も早い復興を心
の底からお祈りしています」とつづったところ、自殺し
ろというような大量のネガティブなコメントが寄せられた
そうだ。
日本よりインターネット先進国であった韓国では以前
からネットを通じた中傷がひどく、これにより自殺に追
い込まれるタレントが続出したことが問題となっていた。
当時、韓国人らしいな、と偏見に満ちた感想を抱いた
ものだが、現在では日本人も決して韓国人に負けて
はいないようだ。
韓国社会でのネットによる中傷が問題視され始めた
当時大学を出ても就職ができず、一旦就職を逃すと
二度と浮かびあがれない、という社会階層の固定化
による無力感と絶望がその原因として指摘された。
現在の日本でも貧困化と階層の固定化は以前より
進行している。
長期化した不況と労働の非正規化により、非正規労
働者のまま30代、40代に突入し、不安定な生活をお
くり、上昇の望みを絶たれ、先行きに絶望感しか抱け
ない者が増加している。
彼らの不満のはけ口として匿名のネットが利用されて
いる。
上昇への希望を失っていない限り、現在の貧困その
ものは決して悪いことではない。
しかし、上昇への希望を失い、絶望に陥った貧困は
社会に大きな禍をもたらす。
政府がすべきことは、彼らが希望を見出せるようなき
め細かい政策を実施することである。
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