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2016年04月07日

屁理屈でケムに巻く野口悠紀雄、消費税を増税すれば可処分所得は減るという事実に何故か目を瞑る。

DIAMOND ONLINEは余程予定通り消費税を増
税したいらしい。

宿輪純一に続いて今日は野口悠紀雄に「消費停滞は
消費税のせいではない。増税再延期では解決しない」
と主張させている。

しかし、その論拠は肝心なことをごまかし読者をケムに
まくものである。

別に彼は間違ったことは言ってはいない。
曰く
「消費不振は消費税増税によって引き起こされたもの
ではなく、リーマンショック以降、日本経済が陥った構
造的な要因による。」
「円安で食料などの基礎的消費が増え贅沢品などの
選択的消費が減っており、消費不振の原因は可処分
所得が減ったことにある。」
「将来不安が解消されなければ消費は増えない
いま必要なのは新産業と社会保障の財源手当て」

おっしゃる通りで何も間違ったことは言っていない。
しかし、消費税が増税されることで可処分所得がさら
に減少し、消費不振を悪化させたことについては、意
的に触れていない。消費不振に苦しむ現在、消費
税再増税すれば、更なる消費不振を招く経済に大き
な悪影響を与えることは明白である。

消費税増税で社会保障・福祉施策の財源手当てが明
確になり、将来不安がなくなり消費が増える、と主張し
たいらしいが、消費税が10%になって社会福祉財源
には全く足りず、このことは国民も承知でさらなる増税
を予感させ、予定通り増税しても将来不安の解消には
全く役に立たないことを無視している。

結局今回の野口悠紀雄氏の文書は予定通り増税した
い勢力の為に国民をごまかすためのものにすぎない。

   

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posted by ドクター国松 at 10:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 消費税 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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