共和党の大統領予備選挙でトランプ氏の勢いが止ま
らない。
アメリカで貧困白人層の不満がたまっていることが、
過激な言動を続けるトランプ氏が躍進する原因とな
っている。
中間層以下の国民の不満がたまっているという点で
は日本も同様である。ただ違いは日本にはまだ受け
皿となりうる勢力が出現していないだけである。
大阪維新の会は一時国民の不満を吸収する勢力と
して躍進したが、橋下氏の与党との対立姿勢の欠如
がそれを妨げた。
民主党内閣とそれに代わった安倍政権等既存の政治
勢力は国民の不満と不安を増幅させ続けている。
財政悪化や社会保障破綻を強調し、実際に年金を減
額することで高齢者だけてなく若者に対しても将来へ
の不安を助長している。
金利を超低利回りに据え置くことで国民が本来得るべ
き利益を企業に移転している。
その代案として貯蓄から投資へというスローガンを掲
げ国民に投資を進めるが、その後は自己責任として
放置した結果、多くの投資初心者ハイエナ金融資本
の餌食となっている。
また、消費税増税や社会保障負担の増加で可処分
所得を減少させ、将来の準備どころか現在の生活にも
事欠く者が増加している。
これらの不満や不安は国民の中に沸々と沸いている
が、既存の野党はその受け皿とはなりえていない。
やがて近いうちに、日本にももっと過激で、かつ狂信的
な支持者を有する勢力が出現することは間違いないだ
ろう。
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