国家公務員の給与とボーナスが2年連続で引き上げ
られた。安倍晋三内閣は12月4日に、2015年度の
国家公務員の月給を0.36%、年間の期末・勤勉手
当(ボーナス)を0.1カ月分それぞれ引き上げること
を閣議決定したのだ。年収にすると0.9%の増になる。
4月に遡って支給されるため、1月に調整額として支払
われることになる。まさに安倍首相からの“お年玉”だ
(プレジデントオンライン ニュース抜粋)
政治家の汚職や予算では与野党は厳しく対立するが、
この公務員に対する大盤振る舞いに野党民主党が反
対している気配はない。勿論、何でも反対する共産党も
これには異議を唱えていない。
日本の政治では与野党は厳しく対立しているように見
えるが、公務員の待遇という問題になると与野党はむ
しろ協調しているように見える。
自民党は公務員勢力と持ちつ持たれつの関係を長く
続けてきたから、基本的に公務員の味方である。
それでは民主党や共産党といった野党はというと彼
らにとって公務員の労働組合は大事な支持基盤なの
で、彼らの意思に反することはできない。
つまり日本の政治では公務員に対してはオール与党
であり、その好待遇のしわ寄せはすべて一般国民が
負担させられているのが実態である。
公務員やその労働組合と利害関係の無い野党を育て
政権を狙うまで成長させないと、日本国民は未来永劫
官僚の食い物にされつづけることになる。
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