原発が次々と再稼働されているが、肝心の福島の後
始末は手つかずで放置されている。
最終処理場は勿論のこと中間処理場も未だに整備
されておらず、膨大な量の放射能汚染ごみが積み上
げられている。
原発事故以来、大雨による水害や台風による風で、
どれだけ大量の放射能が海や陸地に拡散されただろ
うか。誰もこの事実を否定することはできない。
一方で汚染水は貯まり続け、これに対してはタンクを増
設する以外に効果的な対応はされていない。
地下水に混じり、多くの放射能汚染水が海に流れてい
ることも周知の事実である。
今の政府の対応を見ていると、放射能汚染ゴミを積み
上げ、雨や風で自然に拡散するのを待っているようであ
る。
放射能は日々間違いなく海や農地を汚染している。
こんな状態ではとても汚染地近くの海産物や農産物を食
べる気にはならない。
放射能検査をしているといっても抽出検査にすぎず、全
量検査してから出荷されているわけではない。危険な
量の放射能を含む物が混じる危険性は排除できない。
こんなことを書くと、風評被害で災害からたちなおろう
としている被災地の復興妨害となる、との批判を蒙る
ことになるが、それを承知で書いている。
一刻も早く中間貯蔵施設を作り、安全に放射能汚染
物の管理をするのが、国だけでなく東北や関東各県
の地元の責任である。
地元に放射能中間処理施設を作るのが嫌だというの
なら風評被害て地元の産物が売れなくても仕方がない。
東北や関東の汚染地に近い県が地元の農産物や水
産物が風評被害で売れないのが困るのであれば、率
先して地元で中間貯蔵施設を整備し、放射能汚染ゴミ
を管理すべきである。
除染などといって水で流し、ゴミをゴミ袋に入れて放置
しているだけでは、放射能汚染は増え続けるだけである。
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