消費税増税による国民の消費不振を円安による輸出
インバウンド消費と株高による金持ちの消費でカバー
しアベノミクスは何とか経済を維持してきた。
しかし、今年になってその前提が大きく崩れ始めて
いる。
円高、株安である。中国経済の不調、中東での混乱
北朝鮮の核実験、これらは経済的にも地政学的にも
日本経済にプラスになるものではなく、本来は円安要
因である。
しかし、何故か安全資産と言って円が買われ、結果的
に株安を招いている。
日本経済は構造改革が遅れ、企業の業績改善は円安
に依存しており、品質やコスト面での企業競争力は何ら
改善されていない。
このまま円安が終わりを遂げ円高局面に突入すれば
消費税再増税と再び日本相まって、日本経済は再び
マイナス成長におちいることになる。
しかし、これに対する政府当局の危機感が薄く反応が
鈍い。
このままては2016年中にもデフレ脱却の失敗が誰の
目にも明らかになるだろう。
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