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2015年11月19日

10億の所得を得る一人より500万円の所得の200人の方が経済を活性化する。

資本主義が修正資本主義段階からグローバル資本
主義段階に移行する過程で顕著になってきたのが、
経営者の大幅な収入増と中間層以下の実質賃金の
下落である。

アメリカほど極端ではないが、日本でも従業員の実質
賃金が下落する一方で経営者の収入は増加し続けて
いる。

2015年3月時点で役員報酬で1億円以上の収入を
受け取った役員は413人であり、2010年3月に開示
制度が始まった当時の213人からほぼ倍増している。

トップはオリックスの宮内氏であり5470百万円になる。
これは年収500万円の賃金労働者1094人分である。
退職金が大部分を占めるが、莫大な額である。

純粋な役員報酬では日産のカルロスゴーン氏の1035
百万円である。

金持ちの消費と中間層の消費を比較すると概ね以下の
ようになる。

金持ちの消費対象は高額品であり、これらは一点物か
少量生産品であり、製造するのに高度な技術やノウハ
ウ、希少な資源を必要とするが、多くの労働力や資源を
必要とするものではない。

一方中間層が消費するものは、食べ物であれ機器類で
あれ、大量生産品であり、製造には多くの資源と労働力
を必要とする。

同じ、10億円という資金が一人に消費されるのと、500
万円ずつ200人に分散して消費される場合、後のケース
の方が明きらかに多くの資源を必要とし設備投資と雇用
を創出する。

現在進行中のグローバル資本主義は、一部の特別な技
術を持つ者だけに安定した職と収入を許すが、多くの平
凡な者は不安定な非正規の仕事に押し遣られている。











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posted by ドクター国松 at 13:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本を元気にするには | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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