財務省が国立大学の授業料をさらに値上げするよう
迫っている。
財政破たんを恐れる財務省は、それを避けるために
様々な増税策と支出削減を実施している。
しかし、客観的に見れば、財政破たんが現実に日本
に大きな害を与えるよりも、その政策によりもっと早く
日本社会を破綻させてしまいそうである。
財政再建の根本的な解決策にならない増税と国民負
担の増加が、国民生活を圧迫し、経済を低迷させるだ
けでなく、将来の老後破産予備軍を増加させているこ
とはかねてより指摘しているとおりである。
さらに、国立大学の授業料値上げが実施されれば、
能力があっても学費がなく大学に行けない層が増加
し、日本の学力レベルを低下させるだけでなく、奨学
金破綻に追い込まれる者をさらに増加させる。
国力とは国民の活力であり、能力発揮を助けることで
高まる。
財務省の財政再建至上主義は日本の国力を奪い
弱体化させ、滅亡への道を推し進めていだけである。
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