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2015年10月15日

法人税を減税する金があれば、その分を子供手当に回した方が余程まし

経団連が法人税減税の先取りを主張している。消費
税再増税前に法人税を20%に減額し、しかも税金減
少相当分を企業からとるなというものである。

虫のいい話である。確かに法人税源が日本企業の
競争力を増し、設備投資が増え、雇用拡大に役立と、
トータル的に税収増に繋がるなら、悪い選択ではない。

しかし、過去の法人税減税の結果はそうはなっていな
い。

国内の雇用を支える中小企業の多くは法人税減税の
恩恵は少ない。

一方で大企業は減税で浮いた資金を国内ではなく海外
の投資に振り向けることが多く、必ずしも国内での需
要や雇用の拡大には寄与しない。

そもそも日本企業の競争力低下は技術面や経営面の弱
さに起因するものであり、減税では解決しない。

日本の根本問題は人口問題であり、効果のわからない
法人税減税に回す資金があるなら、子育てに回すべき
である。

民主党が子供手当を始めた時は財源が無い等の批判で
結局縮小されたが、子供手当が中流以下の家庭に子供
を産み育てる誘因となることは間違いのない事実である。

法人税を減税するぐらいなら、その分子供手当に回す方
が余程日本のために有益である。





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posted by ドクター国松 at 10:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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