にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ
最初のページはこちらです。

2015年09月01日

預貯金を集めて債券を買うしか能のない金融機関はいらない。

よく世間では、金を持っている高齢者が消費せずに
貯金しているから経済が良くならない、という言葉が
聞かれる。

政府が経済対策として個人向けの給付金のような
ものを実行しようとしても、貯蓄されてしまい経済活
性化には役立たない、というような反対意見がでる。

しかし、経済学を少し学べばならわかることだが、預
貯金はタンス預金と異なり、経済活性化に寄与しない
ものではない。

金融機関がその預貯金を原資に企業に貸し出し、企業
が設備投資にその資金を活用すれば、乗数効果で預
貯金相当分をそのまま消費する以上の経済活性化効
果がある。

しかし、金融機関がその預貯金で国債を買ったり、海外
債券を購入し、その利鞘を稼ぐような取引だけをすれば、
経済活性化にはほとんど寄与しない。
日本郵政銀行や農林中金等は企業に対する貸出比
率が圧倒的に低く、ほとんどが債券運用である。
(国家への貸出金を含む)

経済活性化という観点から考えれば、同額の預金を
しても都銀のような預貸率の高い金融機関と郵便局
や農協のような金融機関を比較すれば、日本経済活
性化の効果は都銀の方が圧倒的に大きい。

地元経済活性化という観点からすると、地元地銀や
信金も預貸率は都銀より低いが、郵便局や農協に
預けるよりはずっといい。



はげみになりますので、クリックをお願いします

にほんブログ村 政治ブログへ 人気ブログランキングへ このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
posted by ドクター国松 at 13:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 金融 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック