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2015年08月13日

修正資本主義からグローバル資本主義への移行が貧困層の拡大をもたらした。

マルクスが市資本論で指摘した資本主義の矛盾は、
結果的には共産主義をもたらすことにならなかった。

むしろソビエトは崩壊し、中国という共産主義を標榜す
る国家資本主義国家と一部の小国をのぞき地上から
共産主義は消滅した。

その要因は先進国において国家が主体となり資本家
と労働者の利益を調整する修正資本主義が資本主義
の主流となったからである。

修正資本主義の下で労働者は所得を増やし中流の生
活を謳歌し、資本家は多額の税金を納め貧困層の生活
改善に寄与した。

しかし、今その理想郷は失われてしまった。グローバル
企業が大きな影響力を有するグローバル資本主義に
移行したからである。

グローバル資本主義の時代においては、国家は企業に
対する統制を失った。高い法人税は企業の流出をもたら
し法人税は世界的に低くなり、そのツケは個人に対し消
費税等の形で負担増をもたらした。さらに、低い法人税
でさえ支払わないグローバル企業が増加し、国家は社会
保障等の弱者救済に必要な財源確保のために、消費に
対する増税を行うことで中流以下の国民生活を圧迫した。

グローバル企業においては幹部が多額の報酬を得る
一方で先進国の労働者の賃金は新興国との比較で
むしろ減少した。

その結果、中流階級の没落がアメリカやヨーロッパで
進行し日本もその後を追っている。

グローバル企業を各国政府が統制する仕組みを整備
しないかぎり、グローバル資本主義の発展につれます
ます貧困層が増加しつづけることになる。


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posted by ドクター国松 at 10:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | グローバル資本主義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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