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2015年07月08日

新国立競技場建設が象徴する、資金が足らなければ増税すればいいという日本の無駄遣い体質、

2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる
新国立競技場の建設計画案が承認された。

当初予算を大幅に上回る2520億円の費用がかかる
らしい。しかもその中には座席部分や開閉式の屋根
部分が含まれておらず、さらに多額の費用が必要とな
る。

日本は財政難であるとされ、国民に負担を求め消費税
を3%増税し、さらに後2%の消費税増税が決定している。

これだけ財政不足を強調しながら、国立競技場にこれほど
多額の税金を使うことの間に矛盾はないのだろうか。

国立競技場は普通に作れば500億円程度で完成可能
である。オリンピックの場合会場の優劣で観客の数に
差は生じないと考えられ、新国立の斬新なデザインは
入場収入の増加と関係ない。

とすれば差額の2100億円の税金は国家の見栄の為に
費やされると言わざるをえない。

財務省やその手先は財政難を強調し、その原因として
社会保障費の増加を上げている。

しかし実際のところ多額の日本の借金は社会保障費の
増加で生じたものではなく、バブル崩壊後の政府や官僚
の政策失敗と無駄遣いで生じたものである。

今回の新国立競技場建設に象徴されるように、政府
や官僚及び彼らと利害を一にする利権集団は、国民
から税金を巻き上げる一方で今回のような無駄遣いを
継続してきたのである。

彼らが財政危機を唱え、増税や国民負担を強いるの
は彼らの利権を維持するための無駄遣いの財源を常
にキープしておくためである。

財政危機化に500億円で済む競技場にその5倍以上
の金を費やそうとすることがそれを証明している。







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posted by ドクター国松 at 10:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 官僚政治からの脱却 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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