ダイヤモンド社のビジネス情報サイトに「ガラパゴスの
元凶は「正解が1つ」の日本の教育制度だ」という記事
が掲載されている。
日本のテストのスタイルは「7+3=?」というように、1
つの答えを導き出すものが普通であるが、私たちが社
会に出て日々直面する問題は、「1+1=2」のように答
えが1つだけというケースはほとんどない、という指摘は
非情に説得力がある。
ちなみに海外では?×?=24というようにいく通りもの答
えを考えさせるようにするのが一般的らしい。
日本式テストで選ばれた超エリートであるキャリア官僚
の発想をみていると、その弊害が顕在化しているな、
という印象を強く抱く。
難関の入試を突破し東大法学部に入学し、そこでも最
優秀な成績をとり、エリート中のエリートと呼ばれる財務
省キャリア官僚は正に日本的教育の申し子である。
1+1は誰がなんといっても2だ。という日本的教育の中
で純粋培養された超エリートにとって、財政再建の回答
を増税以外に求めることはありえないことである。
彼らにとって回答は常に一つでなければならないからで
ある。
常に複数の正解を検討し準備する海外エリートと唯一
の回答以外は認めない日本のエリートが現実の複雑な
難問に対峙した場合、どちらがより良い結果を得るかは
戦う前に見えていると言わざるをえない。
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