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2015年07月06日

国民生活を破壊するような緊縮策は国を滅ぼす

国民投票でギリシャ国民は緊縮策にノーを選択した。
当然の結果である。

EU等がギリシャに強制した財政緊縮策により景気が
低迷し、若者の2人に1人が失業するなど、国民生活
に大きな悪影響が出ており、今回の国民投票の結果
は、こうした緊縮策への国民の強い反発によるもので
ある。

財政緊縮策が如何に必要であっても、無駄や既得権
者への不必要な支出圧縮に踏み込まず、弱者に直接
ダメージを与え生活を破壊するような緊縮策をとれば
必ず失敗する。

もはやギリシャにおいては軟着陸は難しく、EU側の大
幅な妥協かギリシャのユーロ脱退以外での危機脱出
極めて難しい。

一方日本においても、消費税増税、社会保障負担の
増加等、弱者を直撃する改悪が続いている。

国民の視点から見れば、支出の無駄や官僚の既得
権については何ら手がつけられず、国民、特に弱者
である高齢者や低所得者の生活を破壊するような改
悪のみが実施されているという印象が強い。

新幹線での他人を巻き込んだ自殺はその結果でもあ
る。

政府は高齢者が優遇されており、これからは社会保障
の重点を若年層に移すとし様々な改悪を進めている。

しかし、その優遇されているはずの高齢者の生活はと
いうと、生活保護以下の生活を強いられており、年金
改悪や増税、物価上昇で生活が成り立たなくなる層が
増加しているのが現状である。

これからますますしわ寄せを受ける65歳以上の世代
いわゆる団塊の世代である。

政府は団塊の世代が年金生活に入り財政が悪化す
るとして社会保障の改悪を急いでいる。

しかし、団塊の世代というのは同時に全共闘世代でも
ある。

彼らの内少なくない部分が学生運動に参加し、一部は
ゲバ棒をふるい投石し、さらに火炎瓶や爆弾を作った。

全共闘世代の多くは社会に順応し企業戦士として経済
展や社会保障を支えてきたが、反体制精神は心の中
にくすぶっており、社会の矛盾や非合理に敏感である。

彼らの生活を破壊するような緊縮策を強行していけば、
将来的に日本の治安に深刻な悪影響を与える可能性
は否定できない。



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posted by ドクター国松 at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 財政健全化という病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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