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2015年06月12日

世代間闘争は財務省の陰謀、年金減額で最も困るのは今の若者

少子高齢化の進展と財政危機を背景とし、世代間闘
争を煽る動きが目立ってきた。

曰く、今の高齢者はめぐまれすぎている。もっと高齢者
に使う社会保障費を減らし、その金を若い世代に使う
べきだ。

年金などはもっと減らすべきだという主張である。

世代間闘争を煽り、若者の嫉妬心を利用して社会保障
費を圧縮しようという意図がその背景にある。

実際のところ高齢者の年金を減額しても若者には何の
利もない

そもそも高齢者の給付水準を引き下げても、年金の掛け
金は上がることがあっても下がらない。

財務省の狙いは予算を減らすことであり、余った予算を
若者のために使うことではない。

一旦引き下げられた年金支給額は、若者が高齢者にな
るころには一層下がっても上がることはない。

年金は会社によって給与から天引きされるので納める
ことを拒否できない。

現在、65歳から支給される年金の平均的な支給額は
年額200万円程度である。最低限の生活費でも月20
万円程度かかるので年間40万円は不足する。

年金制度を改悪すれば、それは全て老後の自分には
ねかえる。現在の高齢者の年金を改悪することは今の
自分の生活改善にはつながらないし、老後の生活を悪
化させるだけである。

財務省は働く女性の嫉妬心を煽り配偶者控除制度を改
悪し、今度は若者の嫉妬心を利用して年金制度の改悪
を狙っている。

世代間闘争という言葉に煽られ、財務省に利用され自分
の首を絞めるのは賢い行為とは言えない。



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posted by ドクター国松 at 11:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の将来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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