日韓の首相経験者や財界関係者らでつくる「賢人
会議」がソウルに集い、1日、朴槿恵(パククネ)大統
領に安倍晋三首相との首脳会談を促した。
日韓国交50年を機に日韓の正常化を望むものである。
首脳会談が実現しない最大の理由は慰安婦問題を
めぐる意見の違いである。これに対し米国の日本研
究者らが元慰安婦の被害者数が何人であろうと、女
性たちが尊厳を奪われた事実が重要だ、との国際社
会の標準的な視点を抑制的に指摘した。
一見これは正論のように聞こえる。しかし、日韓での
慰安婦数の大きなかい離、国が強制的に素人を慰安
婦にしたか否かという対立点は無視できるものではない。
特に韓国政府及び韓国人の一部団体が意図的に事
実をゆがめ米国等で反日キャンペーンを続けている
現実を見れば、日本が事実よりも友好関係を重視し、
安易に韓国側の主張を認めることは、我々の先祖を
侮辱するだけでなく、世界に対し日本への悪印象を
定着させ、子孫に対しても本来負うべきでない引け目
を感じさせることになり、日本の未来に大きな禍根を残
すことになる。
これと比べれば韓国との国家関係など価値がないに
等しい。
アメリカは自らの国家戦略に基づき日韓の対立を嫌い
日本側に妥協を迫るが、日本はけっしてそれに屈して
はならない。
事実を徹底的に主張し、戦後70年たっても日本攻撃
の材料とされている前大戦の負の遺産を我々の世代
で排除すべきである。
また国連に関しても、敵国条項を廃止する意思がないの
なら、日本の拠出額を大幅に減らす等の措置をとるべき
である。
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