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2015年05月22日

1-3月で個人消費が改善したという嘘

日経新聞が「内閣府が20日発表した2015年1〜3月
期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響
を除いた実質で前期比0.6%増、年率換算では2.4%
増だった。プラスは2四半期連続。14年10〜12月期
(年率換算で1.1%増)から伸び率が拡大した。消費増
税後に落ち込んだ個人消費の持ち直しが続いたほか、
企業収益の改善などで設備投資が上向いた。住宅投
資のプラス転換も寄与した。」と報じた。

テレビ等も同様のニュースを流しており、日本の経済が
アベノミクスのおかげで回復したとの論調が多い。

しかし、大部分の国民は個人消費が回復したという記事
に納得がいかないのではないだろうか。

内閣府のGDP速報概況を見ると、やっばりと合点がいく。
実質では家計最終消費は確かに0.4%増加しているが、
名目ではー0.1%で10-12月の0.5%と比較すると大幅

名目値が実質的な支出金額ベースなのでこの数値を見る
限り、日経新聞の言うように、個人消費の持ち直しが続いて
いるとは絶対に言えない。

こんなことを書くのは、日経新聞の記者が無能か、意図的
に政府の都合の良い記事を書いたかのどちらかである。



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posted by ドクター国松 at 10:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | マスコミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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