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2015年05月18日

橋下の凋落は石原との同盟を強行した時点で決していた。今日本に必要な野党は維新ではない。

橋下徹が政治家生命を賭けると言っていた大阪都
構想が大阪市民に否定された。

橋下徹の人気が以前程熱狂的なものでなくなってい
たのが敗因の最大要素である。

もう一つは、敬老パスの有料化に代表される政策で
高齢者を敵に回したことである。
些細な金額を節約するために、弱者切捨て政策を強
行したことが今回の敗北の一つの要因であることは
否定できない。

橋下徹人気が陰った最大の原因は、多くの反対を押
し切って実施した石原慎太郎との同盟が失敗したこ
とである。

政策の異なる二人が奇妙な同盟関係を構築した結果、
解りやすさが特徴であった維新の方針があいまいになり
多くの支持者の失望を招き、一時は政権をとることも不可
能ではないと期待されていた維新の会の勢いは大きく減
退した

この同盟失敗は結果的に橋下、石原という二人の政治家を
引退に追い込むことになった。

しかし、これは決して悪いことではない。

日本の野党に必要なのは、安倍の政策に追随し、弱者を切
捨て、日本の軍国化を推進する政党ではない。

むしろ財政難の中で、弱者を切り捨てることなく、日本の発展
を模索する政党であり、それは決して橋下維新ではありえな
い。

野党を再編する意味で今回大阪都構想が否定され橋下が
引退するのは一歩前進である。

後は、民主党が解体し、弱者切り捨ての増税・国民負担増
政策に反対しながら、新しい日本の未来像を描くことのでき
る野党の再編成を期待する。

憲法9条の存在を前提にしながら、「アメリカへのミサイル攻撃
を準備していることがわかれば、自衛隊による北朝鮮基地攻
撃も可能」、と際限のない拡大解釈を続ける自民党現政権は
あまりにも危険すぎるといわざるをえない。



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posted by ドクター国松 at 09:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪維新の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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