「公共の福祉のために、あまねく日本全国で受信で
きるように豊かで、且つ良い放送番組による国内基
幹放送を行うと同時に放送およびその受信の進歩
発達に必要な業務を行う」ことを目的に設立された。
しかし、民放の発達やBS,CSの普及により民間放送
局が増加している中で、当初の目的はほぼ達成され
ており、公共放送の必要性はなくなっている。
また、国民の間では受信料を強制的に徴求されること
に対し疑問が生じ合意を得られなくなりつつある。特に、
受信設備を整えただけで視聴の有無に関係なく課せら
れるBSの受信料に対する不満が強い。
これに対し、NHKはネット放送を計画し、ネット受信設
備がある全家庭に対し、受信料を賦課しようとする動
きを見せている。しかし、これが国民の支持を得られる
可能性はない。
もはや、国民が積極的に公共放送としてのNHKを支え
る意思を有していなければ、NHKは民放として生まれ
変わるか、税金で運営される国営放送になる以外にない。
民放はもう間に合っているので残るは国営放送として
の道である。海外への日本の情報提供という点では
NHKの現状は不十分である。
ヨーロッパ等のホテルでチャンネルをひねると、中国語
放送や中国のテレビ局の英語放送は良く見かけるが、
日本語放送やNHKの英語放送を見かけることは少な
い。
外国に対し、日本の実情を伝え、日本へ親近感を増し
親日家や知日家を増やすようなメディア対応が実施
されていない。
国内ではもはや公共放送や国営放送の出る幕はない。
NHKは諸外国に対し日本の情報を提供し、親日家や
知日家を増やすことを目的とする国営放送局として生
まれ変わるべきである。
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例えば今年の終戦記念日近くの番組で沖縄の戦後の特集をした番組がありましたが事実を歪曲し客観的な放送をしていなかったと思います。もし終戦特集をやるならかなり前に復帰した沖縄よりまだ日本に帰ってきていない北方領土の復帰に向けた話のほうが大切ではないでしょうか。NHKは国民に「北方領土」の現状や復帰のためにどうすべきかを国民が考えられるようように問題を提起する必要があります。一切そのような番組は見当たりません。民放もどきのバラエティーなんか放送する必要はないのではないでしょうか。NHKは国民から受信料をとっているんですから真実の報道と国民にとって有意義な報道をお願いしたいと思っています。娯楽番組は民放に譲ってもいいのではないでしょうか。安全のため有事や災害の情報をいち早く国民に知らせることは当然のことです。