日本株価は高値安定を保っているが、その背景には
日銀によるETF購入と年金積立金管理運用独立行政
法人(GPIF)による株買がある。
日本の年金は大部分低金利の日本国債で運用されて
おり、このままでは年金支払額の増加に対応できない
のは勿論、国債暴落リスクに対し無防備となる。
株式への投資を増やすということは、運用利益の向上
をもたらすだけでなく、国債リスクの軽減にもつながり
それ自体は悪いことではない。
しかし、年金資金を用いて今のように株の買い支えを
とには絶対に反対である。
株式運用の基本は割安の時に買い、割高の時に売る
ということである。
今のように、政府の経済政策を支援するために値頃
に関係なく機械的に買っていては先行き大きな損失
を蒙ることになる。
それでなくても不足している年金財源を無責任に毀損
することは国民に対する大きな裏切りである。
元々、GPIFの前身は悪名高い年金福祉事業団で年金
資金を流用し無駄な建物を建てまくり結果的に年金資金
を目減りさせた。
今回は株を通じてその二の舞を演じそうである。
年金を株式で運用するならば、専門家の運用する各種
ファンドに分散投資するだけで十分であり、政治的要請
に基づきタイミングを無視した投資を許容することは運
用駅の増加につながらないばかりか元本を毀損する
リスクを高めるだけである。
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