トヨタの4000円に続き、日産が5000円のベアを決
定した。
長らくベアという言葉が聞かれなかった日本にとって
は朗報である。
しかし、消費税3%引き上げと円安による物価上昇を
考えれば、これでも生活が豊かになかどうかは疑問
である。
さらに、続く中小企業が追随できるか否かは日本の将
来に大きな影響を与える。
トヨタや日産は日本を代表する大企業であり、そこで働く
労働者はいわゆる労働貴族である。
彼らだけが賃上げを謳歌しても日本の勤労者の賃金
が上昇したとはいえない。
下請けや自動車業界と関係ない中小企業の賃金が上
がって初めてアベノミクス成果があったと言える。
2000万人を超える年金生活者の年金収入が実質的
に減少することを考えれば、非正規を含む全現役労
働者の賃金が上昇してやっと民間需要の回復が期待
できる。
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