関西電力が丸紅と共同で、秋田県内に石炭火力発
電所2基を建設することが12日、分かった。出力は
計130万キロワットで大型原発1基分に相当する。
2016年の電力小売り全面自由化後、首都圏向けに
販売する電力を自前で確保するのが狙い。(毎日オン
ライン)
現在関西地方においては、電力不足のために古い
非効率な火力発電所まで稼働させざるをえず、結果
的に大幅な値上げが要求されている。
原子力発電が稼働しない限り値上はやむをえない
というのが関電の立場である。
それにも拘わらず、競争力のある低コストの火力発電
所は関西ではなく、東京向けに建設するという。
原子力発電に関しては政府は前向きだが、地元は反
対しており、稼働はそう簡単ではない。さらに原子力
発電所も老朽化しており、新設はほとんど期待でき
ないことを考えれば、最新型の高効率の石炭火力発
電は有力な選択肢である。
自由化に備え、首都圏向けに建設するのは企業の経
営判断としては否定できないが、公的使命を持つ企業
としては、それより先に地元関西に行火な電力を安定
的に供給し、古い設備の稼働をやめることでCO2削減
を図ることを優先すべきであろう。
はげみになりますので、クリックをお願いします



