戦後70年が経過する今年、日中韓で様々な動きが
見られる。
中韓はこの記念日に日本の戦争犯罪を強調し、世界
での日本のイメージ悪化を図ろうとしている。
さらに、日本においても戦後70年談話に関する有識
者懇談会のメンバーの北岡伸一・国際大学学長が
「安倍首相に『日本は侵略した』と言ってほしい」とい
う発言がある。
日本が朝鮮や中国を侵略したのは事実である。現在
の価値観から見ればそれは確かに詫びるべき犯罪行
為である。
しかし、当時の価値観から見れば、侵略は当然の行
為であった。
当時、ヨーロッパ諸国は世界を侵略し植民地化して
おり、極東地域は唯一残された白紙の地域であり、
各国がその支配を目論んでいたのは歴史的事実で
ある。
この危機の中で日本が非白人国として初めて近代
化に成功し侵略の危機を跳ね返すことができた。
朝鮮と中国は当時近代化できなかった。その結果、
侵略を受けることは歴史の必然となったのである。
たまたま、近くに存在し、アジアで唯一近代化に成
功した日本が西欧勢力を排除し朝鮮、中国の侵略
の主役を果たすことになったが、西欧勢力も朝鮮・
中国への侵略に着手していたことは歴史の事実で
ある。
一方日本にも朝鮮・中国への侵略以外の道はなか
ったのが歴史的事実である。仮に日本一国のみが
近代化していても朝鮮・中国が西欧諸国の植民地
となれば、日本一国が西欧諸国と伍して独立を維
持することは困難だったからである。
イギリス、フランスといったかっての植民地大国もス
ペインも決してその犯罪行為を詫びない。それはあ
る意味当然である。
彼らの国家はその犯罪行為の結果として今の姿があ
るからであり、それを否定し詫びることは国家の存在
そのものを否定することになる。
敗戦国日本は戦争責任を糾弾され今日に至っている。
過去に何度も詫びてきており、今更それを否定する理
由もメリットもない。
しかし、客観的な歴史的事実に鑑み、それ以上に追加
して詫びなければならない理由は何一つない。
中国人や韓国人のすべきことは、今更日本人を70年
前の出来事で批判し、現在日本人に対し優位にたち
自尊心を満足させることではなく、100年前何故自国
が侵略されたのかを客観的な反省することである。
第二次世界大戦の後、ようやく多くの植民地が独立し
たことを考えれば、もし日本が近代化に成功しなけれ
ば、日本、中国、朝鮮は西欧諸国の植民地となり、現
在においても非白人国家は西欧諸国の植民地に甘ん
じていただろう。
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