安倍総理は今回の選挙をアベノミクスの是非を問う
選挙と位置付けている。
しかし、それではピントがずれている。
アベノミクスの是非というよりは、4月に実施された
増税の是非を問うべきである。
アベノミクスは確かに株高、円安、物価上昇をもたら
した。その意味では当初の狙いは達成されてたとい
える。
しかし、景気が回復したかというと、国民にその実感
はない。
給料の上昇以上に生活費が上昇したからである。
むしろ生活は苦しくなった。
その原因は4月の消費税増税である。給料が1円
も上がらない段階で物価は増税分だけ上がったの
である。
さらに、円安による物価上昇がプラスされたことで、
国民の消費意欲は大幅に減退し、それが景気の足
を引っ張った。
アベノミクスが国民の称賛を得られないのはそのた
めである。4月の消費税増税の是非を総括しないと
何度も同じ失敗を繰り返すことになる。
4月増税に賛成した勢力を国会から排除する。これが今回の
挙で国民のなすべきことである。
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