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2014年11月11日

増税しないことではなく、今増税することが将来を危うくする

景気の悪化により、予定通りの消費税再増税に黄信
が灯りはじめた。

これに危機感を覚えた増税派は様々な機会を通じて、
予定通りの再増税を実施しようと時論を展開している。

町田徹もそんな一人であり、現代ビジネスに「消費税
増税に3つの逆風吹くがわれわれは「増税放棄で
政権延命」に付き合ってよいのか」という主張を書い
ている。

彼は「日本の財政が国際的な信認を失って国債価格
急落を招くリスクだけでなく、少子高齢化の中で社
会福祉を維持する財源を消失させる危険も伴うもの
である。」
と従来通りの増税論を繰り返し、有権者を脅迫してい
る。

消費税の再増税が、日本の財政問題に対する根本
的な解決策であるなら、彼の言うことも一利ある。

しかし、彼自身も知っているはずだが、消費税増税
ではどんなに税率を上げても、日本の財政問題は
解決しない。

今回2%増税し消費税率を10%にしても税収は5兆
円程度しか増えず、年間の財源不足45兆円が解消
するわけではなく、1000兆円に達する債務残高を解
消できる数字ではない。
日本の財政状態から見れば改善したと言えるもので
はない。ましてそれが2年早かろうが遅かろうが大勢
に影響はない。

一方で、日本の景気にとっては増税が早いか遅いか
は大問題である。

日本の財政問題は経済の改善なくしては決して解決
しない。今増税し、せっかくの景気回復への道を潰す
ことは失われた20年を再度繰り返すことであり、日本
滅亡に舵をきることである。

増税派の根拠のない脅しにのせられることなく、今回
の再増税はなんとしても阻止、少なくとも景気が軌道
にのるまで最低限延期しなければならない。

既に、前回の増税判断が間違っていたみとが明白にも
かかわらず、間違いを認めず同じことを繰り返そうとする
財務省を中心とする増税勢力こそが日本を衰退させた
ガンであり、撲滅せねばならない。





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posted by ドクター国松 at 10:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 消費税 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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