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2014年10月07日

老後生活の仕組が崩壊した日本、これでは10年後は破綻老人ばかり

現時点でも老後破産の状態にある高齢者は100万人
とと言われている。(除く生活保護高齢者)

しかし、この人数は今後爆発的に増加しそうである。

元々日本の老後設計は以下の想定のものに築かれて
いた。

サラリーマンは定年まで勤務して老後は退職金と厚
生年金で働かなくても生活できる。

自営業者は老後も細々と事業を継続し、国民年金と
合算して生活できる。

しかし、この前提が大きく狂いつつある。
一つは退職金や年金の無い非正規社員の増加である。
彼らの多くは老後破綻に追い込まれる可能性が高い。

二つ目は自営業の不振である。
特に個人商店や小規模自営業については事業環境が
悪化しており、廃業や倒産が増加しており、国民年金を
受け取りながら事業を継続することは難しくなっている。

三つ目は退職金の減額と年金の減額である。
企業は様々な制度改革を実施し、退職金の支払いを減
らす方向に動いている。さらに政府はマクロ経済スライド
等の年金改悪を続けており、年金を受け取る年齢は延長
され、金額も実質的に年々減額されている。

このように、従来日本人の老後を支えてきたシステムは
崩壊しつつあり、自分の老後は自分で守らざるをえなく
なっている。

このまま推移すれば、10年後の日本社会は破綻老人で
溢れる悲惨な社会になりかねない。




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posted by ドクター国松 at 10:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の将来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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