アリババの新規上場で孫氏のひきいるソフトバンクは
8兆円の含み益を得た。
14年前の2000年に投資した20億円が大化けしたの
である
創業間もないアリババは売り上げがほぼゼロで赤字の
会社だったのに、孫氏は5分ほど話しただけで投資を即
断即決した。
これは、日本の多くのベンチャーキャピタルでは絶対に
できないことである。
日本のベンチャーキャピタルの投資姿勢は次の通りであ
る。
海の者とも山の者ともわからない無名の企業に対しては、
何度も聞き取り大量の資料を要求し、結局断るか、資金を
出し渋り必要な資金のごく一部を投資するにとどまる。
一方、名前が売れ皆が注目している企業に対しては、我も
我もと押しかけ、金を使ってくれと頼みこみロクな審査もし
ない。
結果、多くの新規企業は必要な資金を得られず成長できず、
一部の企業は不必要な多額の資金を受け取り、結果的に
経営が甘くなり、過剰投資で自滅する。
日本で新規企業が産まれにくく、成長しにくいのは、孫氏の
ように自分の裁量で投資できる投資家の絶対数が少ない
ことによる。
日本経済が発展を継続するには、既存企業だけでは不十分
であり、新しい企業がどんどん誕生することが不可欠であり、
そのためには小孫氏が多数でてくることが必要である。
はげみになりますので、クリックをお願いします