ドルが106円を突破した。しかし、待望の円安にもか
かわらず株価の動きは鈍い。
安倍政権や日銀が大胆な金融緩和を実施した思惑
は円安を導き、輸出増による企業業績の改善、株高
による需要の拡大であった。
しかし、輸出は円安にも拘わらず増加せず、企業業績
の大幅な改善は期待できないばかりか、円安による輸
入品価格の暴騰は却って企業業績の圧迫要因となり、
物価の上昇が個人消費にも悪影響を与えている。
また、当初は円安に反応した株価も、反応が鈍くなって
いる。
このまま円安が進むとメリットが顕現しないままデメリット
が目立つようになり、円安=株安になる可能性は極めて
高い。
この現象が出始めた時がアベノミクスの失敗が誰の目に
も明らかになる時である。
その時期はさほど遠くないだろう。
はげみになりますので、クリックをお願いします