厚生労働省がまとめた毎月勤労統計調査によると、
7月の現金給与総額の平均は前年同月比2.6%増えた。
ベースアップの広がりやボーナスの積み増しで伸び
率は17年半ぶりの伸びらしい。
これをアベノミクスの成功と見るか。
残念ながら、これでは失敗は避けられない。消費税
が3%増税されているにもかかわらず2.6%の賃金
増加では全く足らない。
さらに、60以上の高齢労働者にはベースアップもボー
ナスもなく、彼らの所得は全く増えていない。
また、年金生活者はむしろ収入が減っている。
つまり、この程度賃金が上がっても国民全体の所得
は消費税増税分を大きく下回っている。
当然、円安によるインフレ分のカバーなどできるはず
もない。
結局個人消費は減るしかなく、GDPの最大構成要素
の個人消費が減れば必然的にGDPも伸びるはずはない。
アベノミクスは消費税増税という一点によって失敗を
運命づけられた政策になったのである。
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