これは私だけの偏見にすぎないかもしれないが、守る
べき子孫を持たず、理想主義を掲げる政治家ほど危険
な者はない。
「私は国家と結婚した」と称し、生涯独身で過ごし子孫
を残さなかったがかの独裁者アドルフ・ヒトラーは
敗戦が濃厚となった1945年3月19日、連合軍に利用
されうるドイツ国内の生産施設を全て破壊するよう命令
を発した。これに対し軍需大臣のシュペーアは戦後の
国民生活に差し障るとに反対した。
しかしヒトラーは「戦争に負ければ国民もおしまいだ。い
ずれにしろ優秀な人間はすでに死んでしまったから、こ
の戦争の後に生き残るのは劣った人間だけだろう。」と
述べ、国民生活を顧みることはなかった。
美しい国、価値観外交、戦後レジュームからの脱却を
掲げ、無茶な解釈改憲で立憲政治を無視する我が国
の政治指導者は、はたして「自らの理想」と「国民とそ
の子供たちの安全と生活」のどちらを重視しているの
だろうか。
極めて疑問である。
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