安倍首相が熱心に進める憲法解釈による集団的自衛権行使
の容認は、公明党が妥協することで実現に近づいている。
これは、日本社会を根本的に変質させかねない危険な兆候
であり、ヒトラーの全権委任法に匹敵する暴挙である。
ドイツは世界で最も民主的と言われたワイマール憲法を
改正することなくナチスドイツの独裁政治をもたらした。
その原動力となったのが全権委任法である。
今、日本では安倍政権が、その時々の内閣が自由に憲法解釈を
変更できる道を開こうとしている。
これは日本の民主主義にとっても平和主義にとっても非常に
危険なことである。
しかし、安倍も自民党も、解釈改憲を支持する勢力もその危険
性についてはあまりよく考えていないし理解もしていない。
ヒトラーは全権委任法を提案した時に自分は何をしたいか、
今後ドイツをどうしたいか正確に理解しその通り実行していっ
たが、我らが安倍総理は解釈改憲の危険性にも、それが何を
もたらすかにも全く気付いていないようである。
彼の頭の中には集団的自衛権だけがあり、それ以上の危険な
影響については考えが及んでいないようである。
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