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2014年05月13日

毎日新聞社説「縮む経常黒字 財政健全化が急務だ」に見る新聞社社説の空虚さ

毎日新聞が「縮む経常黒字 財政健全化が急務だ」と言う社説
を載せているが、そのあまりに空虚な中身にあきれてしまう。

まず、赤字の現状を述べ、貿易赤字は長期化が予想される。政
府は経常収支の赤字化も視野に入れ、政策対応することが必
要だ、と結論づけている。

その後、貿易赤字を減少させるための提言でもくるのかと思えば
いきなり、「まず全力で取り組まなければならないのは財政健全
化だ」とつづく。

経常赤字で国内での資金調達が難しくなるので、財政健全化が
必要だという理屈である。

そんなことは新聞に言われなくても解っている。しかし、高齢化する
国民生活とのバランスを考慮すれば、財政のプライマリーバランスを
均衡させるほどの支出の削減も増税も困難であり、そのための方法
が発見できていないところに日本の問題があるのである。

意味のない空虚な言葉を勿体ぶって下々に訓示するような新聞の
社説など、それ自体が無意味である。



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posted by ドクター国松 at 10:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | マスコミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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