JBPRESSの記事によると
プリンストン大学の経済学教授で、2008年にノーベル経済学
賞を受賞したポール・クルーグマン氏の「日本化するスウェー
デン」と題するコラムが、4月20日付ニューヨーク・タイムズ紙に
掲載された。
スウェーデン中央銀行や財務相をはじめ、スウェーデン内の主
要エコノミストは、クルーグマン氏の言及に対し軒並み反発して
いる。
中銀副総裁のセシリア・スキングスレー氏は「日本と比較された
のは驚きだ」と憤慨し、ニューヨーク・タイムズ紙に、中銀の議長
と副議長が連名で「We are not Japan(我々は日本ではない)」
という論考を寄せている。
つまり今起きていることは、「日本」はデフレ型不況の反面教
師であり、「日本」と言われることは風評被害になっており、
「日本」という語が「最悪の金融政策を遂行すること」と同義で、
昨今の経済世界では「日本化している」などと言われることは、
ほぼ最大の侮蔑なのだ。
世界で唯一、日本の経済・金融政策の失敗を認めようとしな
いのは日本の官僚共だけである。
彼らは世界中の笑いものになっているにもかかわらず、その
ことに目を瞑り、国民の犠牲の下に、多額の退職金とおいし
い天下りを享受しているのである。
彼らに、その失敗にふさわしいペナルティを与える仕組みをつ
くらないかぎり、日本国民は何時までも彼らの失敗の犠牲者と
なり、世界からバカにされつづけるだろう。
安倍がいくら口先だけでアベノミクスの成功を訴えても、世界
からは相手にされないのは当然のことである。
はげみになりますので、クリックをお願いします