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2014年04月23日

相次ぐ誤認逮捕と王将社長射殺事件未解決が示す警察組織の制度疲労

大阪府警寝屋川署は22日、20歳代男性から携帯電話など
を脅し取ったとする恐喝容疑で大阪府内の20歳代の女性を
誤認逮捕し、5時間50分後に釈放したと発表した。

男性側が女性の名前を挙げ、写真を見て「間違いない」と証
言したため、逮捕に踏み切ったが、後で無関係と分かったと
いう。

最近こういう例が多い。大阪府警ばかりが目立っているよう
だが他県の警察もそう大差ない。

これらの誤認逮捕に共通するのは、被害者の証言だけを一
方的に信用して、その裏付けをとっていないことである。

被害者と容疑者の主張が異なる時は、互いの主張を裏付け
証拠を捜し、どちらが真実を語っているか客観的に判断す
るのが当然のことだと思うのだが、日本の警察は被害者の
主張を一方的に真実と判断し、容疑者の主張は嘘と決めつ
けているようだ。

そして、警察の捜査は証拠を捜すのではなく、容疑者に自白
せることに偏っている。

痴漢冤罪などその典型である。被害者の主張を鵜呑みにし
事実誤認の可能性を調べようともしない。被害者の衣服の
指紋を採取し、容疑者の指紋と比較すれば事実は判明する
が、その手間をかけず、長期間拘束し容疑者に自白を迫るこ
とが冤罪の温床となっている。

このように警察の捜査が、身近にいる容疑者候補を選定し、
拘束し自白を迫るという方法に偏っていることから、容疑者
候補が近くにいないタイプの犯罪にはその無力さを露呈する。

王将社長射殺事件のような犯罪に関しては、全く無力である。
拘束して自白させる相手が近くにいないからである。

自白偏重の手抜き操作ではなく、本当の操作能力を高めない
と、これからも冤罪と未解決事件は増え続けるだろう。



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posted by ドクター国松 at 09:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の司法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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